*心と身体の整理術*

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書評:ビジネスマンのための「平常心」と「不動心」の鍛え方

 

ビジネスマンのための「平常心」と「不動心」の鍛え方 (DOBOOKS)

ビジネスマンのための「平常心」と「不動心」の鍛え方 (DOBOOKS)

 

 

藤井英雄さんのビジネスマンのための「平常心」と「不動心」の鍛え方です。 

 

この本に出合ったのは私がピラティスのインストラクターになり始めの時。

 

業務と勉強と売上目標と家庭の事、休む暇もなく次々に新しいこと課題をクリアしていかなくてはいけない時でした。精神安定剤に手を出しそうなくらい心ここにあらずの状態でした。

 

この状態をどうやって乗り切るのか?ポジティブシンキングやコーチングなどはいまでこそ意味のあるものと感じますが、とてもじゃないけど前を向ける状況じゃない、それどころじゃない、まずこの不安や葛藤、焦りを沈めたい!藁にもすがる思いで何か処方箋が無いか?同じような状況の人はどんなことをしてこの課題をクリアしたのか?

 

そんな思いで本屋さんでメンタルヘルス自己啓発系の本を探し回りました。

その時にこの本に出合いました。

 

著者の藤井英雄さんは精神科医、瞑想家、医学博士という肩書を持たれています。

内容は単なる精神論ではなく、顕在意識と潜在意識の解説や、陰陽五行と感情をからめた解説まで書かれています。

”ビジネスマンのための”とタイトルがありますが、誰にでも必要な普遍的で実用的な「心の取り扱い説明書」的な内容になっています。

 

この本では無理やりポジティブな感情を作り出すのではなく、まずはマインドフルネスを通じて判断しない、物事をありのまま観察できる状態に立つことを書いています。

平常心を失うと相手に批判されること嫌われることなどに恐れを抱き自分の意見が言えなくなります。

 

感情を理解し、喜び・同情・悲しみ・恐れ・怒り・欲を手放し、マインドフルネスを強化する。客観的に今現在の状況に気づいていることで自分の意見を言えるようになります。

そして、上級編として問題解決のためのマインドフルネス(想念観察やアファメーション)いわゆるポジティブシンキングへと移行していきます。

ただの自分を許すとか、そのままでいいんだよという受容だけに終わらず、どうやってよりよく生きていくか、本心でやりたいことに力を注げるようになるかまで書かれていたところが参考になりました。

 

そして、身体の動きの専門家として

「今、ここ」に戻る方法として動作や筋肉の動きに注目するということが書かれているのも、身体の動きを学んでいるものとして共感できる部分でした。

 

私たちの行動は、ほとんどがうわの空で行われています。

人の行動は無自覚(うわの空)でも動けるように、脳(小脳)にプログラミングされています。

かゆいところを掻くといった単純な行動にも本来「掻く」という意図があり、ほぼすべての行動には意図があります。

「行動はすべて意図していることを自覚してから行う」という実験を行ってみてください。その際自覚せずにしてしまったことは、すべて意図的にやりなおすのです。たいていは、1~2分もするとやり直し行動が出てきます。

「水差しからコップに水を注いで、それを飲む」とか「ドアを開けて隣の部屋に行く」といった単純な動作を、マインドフルに行うことがどんなに難しいことか、気づいていただけることと思います。(本書より引用)

 

このようにひとつひとつの動作に注意を向けて意図をもち行動すること。

ピラティスも同じ、すべての動き呼吸に意識を向け一つひとつの動作を客観的に観察しながら動くこと。

平常心、不動心をもち行動するということは、

自分の意図=心をこめて行動するということである。

ということが学べる本です。

 

 

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